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文部科学省の提示する総合的な学習(探求)の時間について(その4)

カテゴリー塾長ブログ
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考える人のイメージ

この『探求』についてのシリーズは、いままさに学校の教育現場で「根幹」となっている「探究学習」についての説明と私の考えを皆さまにお伝えし、子どもたちの「ミライ」にどう向き合っていったらいいのかを考える材料の1つになったらと思い、定期的にブログで発信しています。

前回は、実社会の仕事上で「考えない」大人の例を引き合いに、これが今、国がまさに「探究」というワードで、「考えること」を教育の中心にしてしている「理由」だということだとお伝えしました。

今回は、中学、高校、大学と進学をして自分の夢を叶えていくお子さんをお持ちの保護者さまに、少し「現実的」なお話をします。

国が、文部科学省が、「探究」を教育の「根幹」にしているということの是非(これについての私の思いはまたの機会で)は別として、「考えることができる人材」を作っていくために文部科学省がやることは、当然ですが「入試改革」です。

いくら「考えろ」と言っても、「考えない試験」で合格できる試験制度では、いわゆる「詰め込み暗記学習」をして試験に合格することができますので、「考えることができる人材」は育ちません。

お子さんの定期テストの解答欄を見てください。
最後の点数の欄に「知識・技能」「思考・判断・表現」などの項目ごとの点数があると思います。
これは教科によって少し違いますが、「評価の観点」という「基準」で、これが2021年度から「3観点」になっておりまして、簡単に言いますと「思考・判断・表現」を評価するための問題が増えているということです。

ですので、もし皆さんから、「探究」なんて知らなくても、学校の試験でいい点数とれればいいのでは?」と聞かれたとしましたら、私としては「これからは、考えると力がないと学校の試験でいい点数はとれません」とお答えするしかありません。

少しごちゃごちゃしてきたので、まとめます。
これから先のいろいろな「試験」(中学、高校、大学、資格、就職など)では、「考えないとできない」問題がどんどん増えて、「考えることができない」と解けないので、試験に合格できない、つまり、お子さんの「ミライの可能性」が狭くなるということです。

では、「探究」も含めて、「考える力をつける」ためには、どうしたらいいのか?
私は、インターネット世代の子どもたちが「考える習慣」をつけるためのキーワードは、「俯瞰」だと思っています。
 
これについては、さらに長くなりますので、次回にします。長々とお付き合いありがとうございました。